ボイジャー

「夏物語」(川上未映子著)を読んでいたらボイジャーが出てきた
ちょっとだけ調べてみた

ボイジャーとは無人惑星探査機
アメリカ航空宇宙局NASAが2機打ち上げた
ボイジャー1号は1977.9.5に打ち上げられ
1979.3.5に木星を通過
1980.11.12に土星を通過
木星土星とその衛星を観測
2012.8.25には太陽系を脱出している

NASAが太陽系の外惑星および太陽系外の探査を目的としたのがボイジャー計画
1970代〜80代にかけて木星、土星、天王星、海王星、冥王星が同じような方向に並ぶことにより
観測しやすくなる為計画が実施された
ボイジャー1号は2020.6現在
太陽から224億km離れており
地球との通信のための電波は片道17時間かかっている
地球から「元気?」とボイジャーに声をかけて
ボイジャーが「元気だよ」と言った言葉が聞こえるのは1日半以上経ってからということになる
ボイジャーは移動し続けている
その速度は秒速17.027km
地球から最も遠いところにある人口物体だ

太陽系を離れそんなに遠くに行っているのに
地球のような星には遭遇していなのか?
宇宙がどれくらい広いのか想像すら出来ない
出来ないが、地球のような星が存在していないとは思えない
ただ、44年も宇宙を飛び続けているボイジャーに
宇宙人からのメッセージがないとするならば
私たちが住むこの地球はなんと貴重な素晴らしい星なのだろう
月や火星に移住することなど考えず
まずこの地球を守ることを考えよう

日の出が遅くなり日の入りが早くなる
トンボが飛びコオロギが鳴いている
朝晩なんとなく涼しくなってきた
季節が動いている
宇宙から見れば小さな星の小さな出来事
でも、そこには美しさや愛おしさや喜びがある
宇宙のように
計り知れないことは日常の中にもたくさんある
宇宙を旅出来なくても面白いことはたくさんある